※上記の動作設定は、日本スポーツ協会(旧日本体育協会)の熱中症予防指針の危険度しきい値に基づいて設定しています。
地面から近い子どもやベビーカーは、保護者が感じている温度より高い温度を感じています。「熱中見守り対」は、保護者に対しそのことを「気付かせる」ことができます。
天気予報で、気温が35℃を超す真夏日の昼間に子どもを公園で遊ばせる保護者は少ないと思います。それは、その場所が危険だと気付いているから。では、気温が下がってきて、いつなら安全なのでしょう?35℃を下回っても、湿度や風、日射量によっては熱中症の危険度が高い場合もあります。「熱中見守り対」は、気温だけでなく湿度、気流、太陽光、輻射熱に関係する値を組み合わせて計算する指標(WBGT)により、大人に対しそのことを「気付かせる」ことができます。
テレビやラジオで毎日発表される最高気温、最低気温は、地上150センチの日陰で計測されたもので、直射日光が当たるところで体感する気温とは大きな差があります。また、輻射熱は赤外線で、地面からの照り返しであることから、地面に近い子どもやベビーカー、車イス利用者は保護者、介護者が気がつかない高温の環境にさらされています。
刻々と変化する状況をリアルタイムにお知らせします。また、測定データは常に記録しているため、必要なときに取り出すことが出来ます。(最大記録日数100日間)
※暑さ指数(WBGT)とは
暑い、寒いはからだの条件(代謝、着衣、体格ほか)と環境条件(気温、気流、湿度、物体表面温度〈輻射熱(ふくしゃねつ)〉の組み合わせ)で決まります。わが国の夏のように高温多湿で蒸し暑い状態では、気温だけでは暑さは評価できません。湿度や気流、太陽光の照り返しや輻射熱も関係します。そこで、気温と湿度、輻射熱に関係する値を組み合わせて計算する指標があります。
特に高温環境の指標として、労働や運動時の熱中症の予防措置に用いられている指標が、暑さ指数(WBGT:Wet-bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)です。
子どもは汗腺が未発達なため、発汗し熱を逃がす機能が非常に弱いのです。飲水やスポーツドリンクを飲めば脱水の進行を少しは防ぐことができますが、大人ほど体温調節ができないので注意が必要です。
子どもは体が小さいので、外気温からの影響を受けやすく皮膚表面の温度より外気温が高くなると、皮膚血管拡張が起きても熱を逃がすことができなくなリます。逆に熱を体に取り込むことになり、大人も子どもも危険にさらされます。又湿度が高くなると汗をかけなくなるので注意をしなくてはいけません。
とにかく涼しい場所へ移動しましょう。まずはクーラーが効いた室内や車内へ移動しましょう。
屋外で近くにそのような場所がない時には、風通りの良い日陰に移動して、安静にしましょう。
子どもは、自分の心臓がやたらドキドキして苦しかったりするのが、熱中症によるものなのか、運動によるものなのかは判断できません。子どもが自己申告してくれると期待してはいけません。子どもの体のことを知り、熱中症にならないように注意深く見守りましょう。
機器構成 |
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お願い |
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ご使用に 際して |
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